教授ご挨拶

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教授ご挨拶

教授 藤田英樹

講座の歴史

 日本大学皮膚科学教室は、1927年(昭和2年)に梅津小次郎初代教授によって日本大学専門部医学科皮膚科泌尿器科学教室として開講されました。そして、開講以来の長い歴史の中で多数の優れた皮膚科医を世に送り出してきました。私は2023年(令和5年)に就任した第7代教授です。 

 さて、様々な医療機器が発達した現代においても、皮膚科の診療では視診と触診という古典的な診察手技が極めて重要です。実はこのことこそが私が皮膚科学を愛する理由の一つです。医療の世界にもAIが入ってくる時代になりましたが、熟練した皮膚科医の目は決してAIに負けるものではないと信じておりますし、今後もAIに負けてはいけないという気持ちで私自身も日々努力しております。古典的な診察技術をしっかりと身につけた上で新しいテクノロジーを活用していくことがこれからの時代に求められることでしょう。この視診と触診の能力を磨くために最も必要なことは、多くの症例を経験し自ら考えることです。わからないことはもちろん上級医に質問することができます。

 当科ではいわゆるcommon diseaseから大学病院ならではの重症疾患や稀少疾患まで幅広く経験できことができます。例えば、当科の入院患者さんは帯状疱疹や蜂窩織炎などの一般的な疾患から自己免疫性水疱症(天疱瘡や類天疱瘡など)や悪性腫瘍などまで多岐にわたります。よって、当教室は皮膚科専門医を目指す若い先生方が研鑽を積むのにふさわしい場であると考えております。

 当教室では、蕁麻疹、アレルギー、乾癬、アトピー性皮膚炎、掌蹠膿疱症、化膿性汗腺炎などに関する疫学・臨床・基礎研究も行っております。診療と並行して、研究の楽しさに触れることもできます。研究で新しい発見をする喜びも是非味わって頂きたいと思います。

 当教室は大規模な医局ではありませんが、その分あまり上下の垣根がなく、コミュニケーションが取りやすく、風通しがよいのが特徴です。医局員の出身大学が多岐にわたる「多国籍軍」ですので、どこの大学の出身であろうとそれは関係ありません。新入医局員から教授まで和気藹々と日々仕事をしております。また、日々の診療業務だけでなく、学会発表や論文作成などにおいてもきめ細かに上級医が指導しております。当教室で皮膚科専門医を目指すことに興味を持って頂けましたら、是非気軽にご連絡下さい。

日本大学医学部皮膚科学系皮膚科学分野 主任教授
藤田英樹

略歴
平成11年3月 東京大学医学部医学科卒業
平成11年6月 東京大学医学部附属病院皮膚科 研修医
平成11年12月 東京大学医学部附属病院分院皮膚科 教務職員
平成13年4月 東京大学大学院医学系研究科博士課程入学
平成17年3月 同上修了(医学博士号取得)
平成17年4月 独立行政法人国立病院機構相模原病院皮膚科 常勤医
平成19年4月 東京大学医学部附属病院皮膚科 助教
平成20年8月 米国ロックフェラー大学研究皮膚科教室(James Krueger教授)上席研究員
平成23年4月 東京大学医学部附属病院皮膚科 助教
平成23年5月 東京大学医学部附属病院皮膚科 講師
平成26年2月 日本大学医学部皮膚科学系皮膚科学分野 准教授
令和5年6月 日本大学医学部皮膚科学系皮膚科学分野 主任教授